2009年1月1日木曜日

黒豆

大晦日の昨日、渋谷の東急で、黒豆と数の子を購入。黒豆は当初購入予定ではなかったが、なぜだか、大勢の客の熱気のせいなのか、買わなきゃいけない気になった。
夜は姉が仕事から帰るのを待って、年越しそばと黒豆を食した(そのとき数の子はまだ塩抜き中だった)。一足早い黒豆をつつきながら、母が昔正月に作ってくれていた、あの固い、粘り気のある黒豆を思い出していた。自分にとって煮豆は一年に一回、母親が作るあの黒い固い豆だった。やわらかいふっくらとした煮豆は、何か煮豆を食べた気がしない。姉はいつか自分たちも黒豆を煮るようになるのだろうか、と言った。私は出来合い品に頼って、今後もまた正月を迎えていくのだろうと思った。