2008年3月7日金曜日

仕草

先日たまたま車の助手席に乗せてもらうことがあった。
運転していた人は時間に急いていたせいか、もともとなのか、結構荒い運転だった。
だからもちろんシートベルトをしていても体は揺れ動くしで、ちょっとだけ恐かった。
あるとき、左から年代物のいわゆるアンティーク・カーっぽい車が目の前に入ってきて、あんまり運転に慣れていないせいか、こちらの運転する側がイライラしだした気がした。しばらくその車の後ろを走っていると、こちらが急ブレーキをかけなければならないような運転をした。そのとき、私は自然と右手をダッシュボードに伸ばし、身体が急ブレーキの衝撃を受けないようにした。そして、ふと気づくと運転する人の左手が私の右腕に添えられていた。結局急ブレーキはかけずにすみ、その左手にお世話になることはなかったけれど、それは私がその人にほれた瞬間だった。荒い運転するなというお叱りも十理ありますけれども。かっこよかったな。

フランスパンのはじっこ

以前ふとした拍子に、4歳の頃に大阪の箕面に住んでいた時のことを思い出した。
母親はスーパーの買い物帰りに、購入したフランスパンのはじっこをちぎってはいつも近所の田んぼを駆け回る野良犬にあげていた。名前はなんだったか、ポン太だったかなぁ。
私は私で固いフランスパンのはじっこ、好きだったんだけど。今も好き。