2010年8月27日金曜日

気づき

叔母には10月にといっていたが、9月にイスタンブールに来てもらうことにした。こういうのは話始めたら事が決まるのは早い。何しろ旅は大きな楽しみだから。イスタンブールに来たら、隣の大家さんに紹介しようと思う。そのときのことを想像しながら、きっと叔母は大家さんに日本語で「まぁいつも姪がお世話になりまして」と言うだろうと考えるとふと可笑しくなった。それと同時に、私との関係でこうした挨拶をしてくれる人というのは、叔母と姉だけになったことに気付いた。私が母親に友人や知人を紹介するときに、必ず母親がするであろう挨拶であること、そして久しくそんな挨拶を聞く機会もなかったことを思った。これからもこういう機会は増えはしないだろう。願わくば自分がその挨拶をする番になるだろう。歳を重ねていくというのは、こういう経験の繰り返しなのかもしれない。ふと気付くか気付かないままか、そういう類のものだけれども。