2010年3月17日水曜日

母親からの電話

友人とチャット中に、先方には母親から電話がかかってきたらしい。普段日中は働いているし、久しぶりのことだろうから、母親と話して、終わったらチャットを続けようということになった。一時間近くたったが、未だ電話は終わらない様子。そうこうするうちに先方からはメールが届いていた。ごめんね、でもいつも母親と話せるわけではないので、というすまなさそうな内容。それで今日のところはチャットを再開するのはやめておこうと思い、メッセージを返信してチャットのウィンドウを閉じた。
なぜだか泣けてきたのは、私よりも母親を選ぶの?などという可愛らしい気持ちからではなくて、自分にはこうした電話がかかってこなくなってから過ぎた年月の長さに思いを馳せたからだ。歳を重ねるのは、気持ちをどう処理すればいいのかという、自分との付き合い方が分かってくる点で楽だ。一方で、自分に妙に慣れてしまった自分自身が10年前からはずいぶんと遠いところにやってきてしまったことに改めて気づく。

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