2012年4月17日火曜日

三色そぼろ

ほぼ毎日読んでいるブログがある。そこでは家での花見用に三色そぼろ弁当がそれはそれは綺麗に作られた写真がアップされていた。
そのコメント欄:「三色弁当!懐かしいです。こんな手間のかかるお弁当を、仕事を持つ母は早く起きて作ってくれていたのです。みどりはいんげんだったと思います。それなのに、親不孝者の私は菓子パンを買うからお弁当はいらないなんてひどいこと言って。きれいなお弁当の写真を拝見してつい涙が出てしまいました。懸命に生きた母も6年前の桜が散って葉桜になるころ他界しました。  またひとつ天に近づく桜かな」

母の命日を、このコメントを読んで、はっと思い出した。忘れていたとかではなくて。思い出せば涙もろくなってしまうのは避けられない。だからこの季節は嬉しいようで悲しいようで。桜、葉桜はもの悲しい。母親のそぼろ弁当の味は、牛ミンチだったり鶏ミンチだったりしたような。そして三色ではなくて二色だっただろうか。
色んなことを思い出させたブログとコメント欄。自分は母親が毎日お弁当を作ってくれる有難味を分かっていたつもりだったけど、でも本当にすごいことだと思う。6年間毎日どうもありがとうございました。

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